無罪にはなったが、元SF級世界統一王者の渡辺二郎さんから、元ミドル級日本チャンピ
オンで俳優の大和武志氏。今度は元スーパーバンタム級日本チャンピオンの中島吉謙
が監禁恐喝で逮捕された。オレは何の縁なのか、ボクサーとの関わりが深い。その分ボ
クサーの引退後の悲哀も同時に見て来た。
渡辺二郎さんの様な日本ボクシング界の超スーパースターは、それなりに現役当時のス
ポンサーの後押しや、そこそこの人脈も形成出来ているしそれなりの貯蓄もあり、で引退
後はある一定程度の保障はある。唯、渡辺二郎さんに関しては時代が時代だけにスポン
サーには極道者も多く。バブル期に建設会社を経営していた事なども重なって、ヤクザと
の関わりはの方が多くなった事はある意味それが、正しい選択かどうかは別にしてオレ
には理解出来ない事では無いと思って居る。
今でこそ、世論がうるさくなってヤクザとボクシング界との関わりは薄くなった様だが、当
時は地方興行などの関係で芸能界やボクシング界。プロレス界などはチケットを売る為に
は地元ヤクザの力無しには成立しなかったものだ。30年程前には相撲界にでも強い影
響を持って居た程である。全てのジムがそうでは無いが、現在でもそれなりに関わりがあ
る事は世界戦のリングサイドを観れば分かる。例を挙げるのは止めておくが・・・。
何故、こんな事を書いて居るのかと云うのはボクシングは一見、一時期の亀田親子に観
る下品さや、上述した様な事件が相次いで居る事で粗暴なイメージがあるかも知れない
が、基本的に体育会系なので実際のボクサーは行儀も十分にわきまえて居る事を知って
もらいたい。ボクサー全員が皆そうであるとはさすがに云えないが、一般社会と全く同じで
いい奴も居れば悪い奴も居る。
今回の中島吉謙の事件は、新聞報道だけ見れば極悪人の様に書いてあるが、この事件
の背景には色々あったらしい。唯、結果は稚拙で暴走族並みの馬鹿げた行為だった事は
云うまでも無い。
人生の中でそれなりの栄光を受けた分、その見返りもある事を忘れてはいけない。これ
が普通の一般人ならば、新聞の片隅にも載らない下らない事件である。同時にオレの様
な人間も何か事件を起こせば、元暴力団なんて書かれるだろがね・・・。過去と云うものは
悪党にもヒーローにも、生涯纏わりついて来る。
そんな、ボクシングは世界を取らなければ現役中も引退後も決して明るい未来があると
は云い難いスポーツである事は事実であろう。この中島吉兼の事件もそれを象徴する事
件である事は否めない。ボクシング人気の低迷している昨今。この現状は益々加速して
行きそうだが、それでもボクサー達は戦い続けて居る。
湧伊駿介のWEB
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